ディナー

カウンターでじっくりワインを味わう男性。目の前に広がる料理とともにおしゃべりを楽しむ女性たち。『ワイン食堂ながた』では、皆が肩の力を抜いて食事を楽しんでいる。次々とオーダーが入るキッチンでは、店主の永田崇さんが時折客に声を掛けながら、手際よく腕を振るう。

金公園の南、岐阜市文化センターの一角に緑色のネオンが灯って早2年。『green yang』は、神田町にあった「路地裏ヌードル＆バー S(w)ing Singe（スウィング サンジュ）」のオーナーシェフ・加藤聖訓（きよのり）さんが開いたアジア料理店だ。

「ホテル仕込みの料理」と聞いてどんな想像をするだろうか。多くの食通を唸らせてきた熟練のシェフによる、品位を感じさせる珠玉の一品。そんなイメージが自然と湧き上がってくる。この魔法のフレーズに心が躍らない人はいないだろう。岐阜市加納の住宅街に佇む『キッチンフクイ』は、そんなホテル仕込みの料理をカジュアルに楽しめると評判だ。

長良橋通りに面したビルの半地下にひっそりと佇む『フランス食堂 LA CARAPACE』。階段を下りた先、打ちっぱなしのコンクリートを生かした空間で、馴染みの客や遠方から訪れた食通が思い思いに食事を楽しんでいる。この店に集まる客の目当ては、手の込んだ本格フレンチだ。

柳ケ瀬商店街の一角にひっそりと佇む『みそかつ三和』。創業から58年間、変わらない味を守り続けている。舌の肥えた客を虜にするのは、不動の人気を誇る「厚切りみそかつ」だ。

JR岐阜駅から少し離れた住宅街の一角にある『SHOKUDO からす』。和食をベースに、旅行好きな店主がベトナムやタイ、スペインなど世界各国で味わった郷土料理もメニューに登場する。

長良川右岸、金華山の山容が一望できる鵜飼屋地区に建つ複合施設「&n」。その2階にイタリアンレストラン『LA LUCANDA』はある。

長良川沿いにある川原町と呼ばれる一帯。古くからの町屋が軒を連ねる通りに『食堂 こより』はある。店主の杉山耕平さんは20歳の頃、創作和食の名店「楮」で調理補助として働き始め、令和元年6月にこの料理屋を開いた。

陽が傾きだんだんと暗くなる時間、岐阜市役所の近くに建つビルの1階に温かな明かりが灯る。令和元年9月、ひっそりとオープンした小さなカフェ『軽食スワン』だ。