食堂

SHOKUDO からす

食堂からすのランチ

ゆっくり時間が流れる食堂で旬を味わう。
ヴィンテージのランプシェードや温かみのある大きな木製テーブルなどがセンス良く配置された店内。テーブルを囲むのは、仲睦まじそうな老夫婦やふらりと訪れたご近所さん。JR岐阜駅から少し離れた住宅街の一角にある『SHOKUDO からす』には、今日も和やかな空気が流れている。
いつか自分の店を持ちたいと考えていた店主の中田恭子さんは出産後、夢を叶えるため料理の道へ進むことを決意し、名古屋市の和食店で10年間修業。そこで出会った板前から料理の基礎を学んだ。「食材の良さが伝わる芯の通った料理作りを教えてもらいました」。そして、令和2年12月にこの店を開いた。
コンセプトは“上質な家庭料理”。訪れる人が毎日食べても飽きない、そして思い出に残る料理だ。旅行が好きな中田さん。世界や日本各地を旅する中で、スペインで出会ったドイツ人の男性に聞いた忘れられないエピソードがある。「彼にとって、料理が苦手なお父さんが作るトマトスープが思い出の味で。でも大人になって、それが缶詰だったと知ったそうなんですが、“缶詰なら思い出の味がいつでも食べられるから嬉しいんだ”って笑っていて」。家族のために愛情を込めて作る“家庭の味”。だからこそ、記憶に残る。自分が店を開くならば、家庭料理を軸にして、誰かの記憶に残る料理を作りたいと思った。
メニューは仕入れによってさまざま。和食のほか、ベトナムやタイ、スペインなど、世界各国で味わった郷土料理も盛り込む。食材は名古屋駅前柳橋中央市場や岐阜市中央卸売市場、地元で採れた新鮮な農作物が揃うJAおんさい広場などに自ら足を運び、家庭ではあまり使わない珍しい品種も積極的に使用する。
食堂からすのディナーのアラカルト
春を代表する魚、柳鮴(ヤナギメバル)と筍は鰹と昆布からとるだしで滋味を引き出す。旬の鮮魚を使った造り、鮮魚と生レモン、クレソンやパクチーを鮎のうるかで和えたインドシナ地方の家庭料理ラープ。旬の食材の持ち味を最大限に生かして、手間を惜しまず作られた一皿たちに思わず顔がほころぶ。

「料理って味はもちろんですが、誰とどこで食べたのかシチュエーションも大切だと思うんです。だから、食卓をみんなで囲う様子をイメージして大きなテーブルを置きました」。柔らかな光が差し込むこの場所で、今日も皆がゆっくりと食事を楽しむ。

基本情報

住所 岐阜市松鴻町2-17-15 CITYPOINT松鴻町1F
TEL 058-207-4194
営業時間 9:00~22:00 ※水・木曜は11:30~17:00まで
定休日 月・火曜、不定休あり
駐車場 2台
SNS
掲載した情報は2021年4月28日時点のものです。
aun78号
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2020年12月25日発行(年4回発行)
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