中華・韓国料理

岐阜市南部の郊外。少し薄暗くなり始めた黄昏時、大通りに面したテナントの一角に温かな明かりが灯ると、ぽつりぽつりと人が集まってくる。餃子専門店『ひょうたん』だ。

御鮨街道と中山道が交差する昭和の趣が残る住宅街。昼時になるとサラリーマンや家族連れ、近所の年配客で賑わう店がある。創業から50余年、地域の胃袋を満たしてきた『餃子飯店』だ。

京都や岐阜の飲食店で修業を積んだ後、本場の味を知るためイタリアを旅した山中剛さんが「自分らしいイタリアンを」と、平成19年に地元の大垣市でオープンした『MaCaroni』。

本当に美味しい食事は心まで満たしてくれる。そんな料理に出合えるのが、可児市にある『大豊軒』だ。料理に使う材料は、無薬で育った豚や鶏、自然栽培の野菜、三重県尾鷲市の海から直送される天然の魚介など。

横浜中華街や名古屋の名店で修業を積んだ二村康彦さんが作る餃子や酢豚などの一品料理や飲茶を目当てに連夜、地元客が集う中華居酒屋。

じっくりと取っただしを使い、余分な油を抑えながら仕上げる和食のような優しい味わいの中華料理に、手作りのデザートや豊富な中国茶までが揃う店。

「より多くの方に美味しく中華を食べてほしい」と厨房で一人腕を振るう店主の藤芳哲人さん。水餃子のタレに八角を効かせるなど、巧みに香辛料を操る。

居酒屋が立ち並ぶ玉宮で、深夜まで営業するカウンターのみの店。4種類あるラーメンの中で、一際存在感を放つのが台湾ラーメンと担々麺を組み合わせた「地獄タイタン」だ。

「ごちそうさん。うまかったよ」。黙々とチャーハンとラーメンをかき込んだ客が帰り際に一言告げる。今日も夜遅くまで『うまか』の客足は途絶えることがない。