「長良ういろ」がプロデュースするフォー専門店『pho gnu』がオープン(岐阜市)
伊奈波神社近くに3/21(火・祝)にオープンしたフォー専門店『pho gnu(フォーヌー)』。話題の新店ということで早速取材に行ってきました。
築100年を超える古民家を改装した「白木町ハウス」に入店
『pho gnu』の場所は、先日ブログで紹介した天むす専門店「天ころりん」も入店する「白木町ハウス」。かつて斉藤道三、織田信長が築いた城下町ににぎわいを取り戻そうと、まちづくり会社「ぎふまち家守」が、築100年を超える古民家をリノベーションした「裏参道モール」の中核となる場所です。伊奈波神社近くの古い街並みに溶け込んで、昔ながらの景観を残した地域活性化の拠点となります。
店内は、元々ある梁や土間を生かしながら現代的なデザインを取り入れたスタイリッシュな空間。カウンター席とテーブル席が合計20席ほどあり、さまざまなシチュエーションで利用できます。
また、奥の扉が「天ころりん」につながっており、フォーを注文した方に限り「天ころりん」の天むすを店内で食べることもできます。
老舗のういろ専門店がプロデュースするフォー
レジの下に目をやると年季の入った木箱に「ながらういろ」の文字が。そう、ここは川原町で「鵜飼茶屋しゃぐ」を運営する「長良ういろ」がプロデュースする店舗です。
「コロナ禍でお土産としてのイメージが強いういろは厳しい状況になりました。ういろの原料である米粉を使った商品開発の必要に迫られ、いくつかの候補の中から最終的にフォーに決定。キッチンカーで販売していましたが、お客様から『店があったら行きたい』と多くの声をいただき、このたび店を構えることになりました」とマネージャーの浦瀬明香さん。
メニューは3種類。看板メニューの「長良川フォー」とあさりのだしの利いた「海鮮フォー」、エスニックな風味の「飛騨牛フォー」。ネーミングからも岐阜ならではの食文化を発信していきたいという思いが感じられます。
今回は、定番の「長良川フォー」をオーダー。日替わりのサイドディッシュとういろ、お茶がセットで付いてきます。特徴は、岐阜県産食材がふんだんに使われていること。麺はハツシモ、スープには奥美濃古地鶏と長良川の鮎魚醤。そして、蒸し鶏は清流美どりとまさに岐阜尽くし。子どもから大人まで、多くの人が安心して楽しめるようにとグルテンフリーにこだわり、アレルギー対応しているのもうれしいです。
フォーと聞いてエスニックなテイストを想像していましたが、奥深いだしの旨みが感じられ、日本人が親しみやすい“ちょうど良い”味に仕上がっています。和菓子屋ならではのフォーにするため、和三盆が隠し味に使われているのもポイント。「エスニックな味付けは抵抗があるけど、ここのフォーなら食べられる」という方も多いそう。
「東南アジアらしい味付けを好まれる方には、テーブルにある調味料を使った味変を提案しています。フライドオニオンやニンニク仕立てのホットソースをお好みでどうぞ」と浦瀬さん。試しにフォーに加えてみると風味が変わって、一食で2度おいしいような得した気分になりました。
今後はオンラインショップの展開や名店「あかね家」とのコラボメニュー「トマト麻婆フォー」を提供予定。また、4/15(土)に岐阜善光寺で開催されるイベント「ミライの参道まるけ」に出店するそうです。Instagramで最新の情報をチェックしつつ、ぜひ一度岐阜ならではのフォーを味わいに足を運んでみてください。
『pho gnu(フォーヌー)』の基本情報
住所 | 岐阜市白木町20 |
営業時間 | 10:00~15:00 |
定休日 | 火・水曜 |
TEL | 070-1640-1588 |
駐車場 | あり |
@ _pho_gnu_ |