九州ラーメン
うまか
やみつきになる“あの味”を届ける
「ごちそうさん。うまかったよ」。黙々とチャーハンとラーメンをかき込んだ客が帰り際に一言告げる。今日も夜遅くまで『うまか』の客足は途絶えることがない。
福岡出身の初代・遠藤義春さんがこの店を始めたのは平成元年。以来、豚骨ベースのラーメンをはじめ、スタミナ満点のガツンとした中華料理の数々が多くの客の心を掴んできた。義春さんが亡くなった7年前からは、自身でラーメン屋を営んでいた息子の義和さんがこの店を受け継ぎ、2代目としてその味を守ってきた。
客のほとんどが注文するという「うまかチャーハン」は、当初はまかないとして食されていた。しかし、いつの間にか評判が広まり、店の看板メニューとして定着。運ばれてきたチャーハンを前にすると、ゴロゴロと塊で入っているニンニクの量に誰しも一度は目を丸くする。「ガッとニンニクを一掴み入れてるよ」とニカッと笑う義和さん。ホクホクとしたニンニクの芳ばしさと焼豚の甘辛さが食欲をそそり、一口また一口とつい食べ進めてしまう。その中毒性の高さに、昔も今も数多の客が虜となってきた。「今のお客さんを作ってくれたのは親父ですからね。本当にありがたいです。常連客の皆さんにはいつも可愛がってもらってます」。
店を継いでからランチの営業も始めた。すると、これまでは足を踏み入れづらかった女性客や家族連れなど、新たな層のファンも生まれた。
2代にわたって変わらない、魅惑の“あの味”を求めて、店には次々と客が訪れる。だが、義和さんにはプレッシャーはない。「僕には信頼できる仲間と、支えてくれる家族がいるから大丈夫」と楽しそうに厨房に立つ。「この味を求めてくれる方がいる限り、続けていきたいですね」。
基本情報
住所 | 岐阜市芋島3-3 |
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TEL | 058-246-6263 |
営業時間 | 11:30~14:30(LO14:00)、17:00~翌1:00(LO0:30) ※日曜は23:00(LO22:30)まで |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | 14台 |
掲載した情報は2018年12月11日時点のものです。