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加茂郡川辺町。町の中心を飛騨川が流れ、古くは木曽ヒノキなどの木材を筏に組んで流す集散地の川湊として栄えたこの地に、江戸時代後期から続く『白扇酒造』はある。主力商品は何といっても昔ながらの製法で造るみりん。

今、ある老舗和菓子店が手掛けるまんじゅうが話題を集めている。高山市のまちなかに店を構える『稲豊園』の「招福 猫子（ねこ）まんじゅう」。5匹の猫たちのなんともユーモラスな表情に目尻が下がる。

恵那ICから車を走らせること約20分。城下町の風情を残す岩村町に佇む『松浦軒本店』。店頭には羊羹やまんじゅうといった季節の和菓子とともに名物の「カステーラ」が並ぶ。

小さくてころころと丸い素朴な飴玉。一つ頬張ると、ニッキの豊かな香りがスッと鼻に抜け、ほんのりとした辛み、優しい甘みが口の中に広がる。

「食べてきれいに健康に」をテーマに、野菜ソムリエなどの資格を持つ店主が考案したメニューが揃う鍋ダイニング。

柳ケ瀬商店街の細い通りに漂う香辛料の匂い。誘われるように扉をくぐれば、店主が人懐っこい笑顔で迎えてくれる。

昔ながらの風情を残す美殿町商店街の一角にある、小さなカレー屋。企画事務所を経営する古田基志さんと早苗さん夫妻が「食でお客さんを魅了したい」と2年前に開店した。

約600坪の農園で、地下水を利用し、減農薬でイチゴを栽培する仙石知詳(ともよし)さん。1年以上をかけ、完熟の状態までじっくり育て上げたイチゴは甘みが強く、香り高い。

『スープ屋さん』は、知る人ぞ知る伝説のスープカレーの店。北海道出身の永田弘行さんと妻の麻紗子さんは、3人の娘と家族で音楽活動をしながら、毎週木曜だけ店を開く。