『煮こみ屋』で楽しむ、ほろほろ牛すじ煮こみ(岐阜市)
冬になると食べたくなる煮こみ料理。友人から柳ケ瀬においしい店があると聞いたので、行ってきました!
新しいのに懐かしい。隠れ家のような店
柳ケ瀬商店街を北へ歩くと現れる渋いビルの1階に、牛すじ煮こみをリーズナブルにいただけると評判の『煮こみ屋』があります。オープンしてから5年目。じわじわと人気を集め、お昼時はサラリーマンでにぎわいます。
のれんをくぐると、こじんまりとした店内にはL字型カウンターの7席のみ。温かみがあり、どこか懐かしい気持ちになる空間です。
長年飲食に関わり、岐阜県をはじめ岩手県や北海道など各地で経験を積んだという店長の篠田敬明さん。4年前、岐阜市で店を始めることになった時、高校生の頃に東京で食べた牛すじ煮こみの味を思い出し、「岐阜でおいしい煮こみ料理屋を作りたい」と思ったのだそう。関西や関東の店を何軒も回って研究し、納得のいく味を探しました。
ランチは「牛すじ煮こみ丼」と「柳ヶ瀬カレー」のみ
そんな中で生まれたのが、この看板メニュー「牛すじ煮こみ丼」。うつわにホカホカのご飯と熱々の具がたっぷりと盛られています。5~6時間かけて丁寧に仕込み、継ぎ足しでじっくり煮こまれた牛すじは、濃厚ながらもくどさはなく、溶け出した肉の旨みがたまらない逸品!使われているのは、岐阜県産の牛すじやアキレス腱、メンブレン、カッパの4つ。ほろほろとした柔らかな食感が癖になります!
同じく好評なのが、“柳ケ瀬商店街を盛り上げたい”という想いで名付けられた「柳ヶ瀬カレー」。とろけるような肉の旨みとこっくりとした深い味わいに、虜になる客も多い一品です。特徴は何と言っても、牛すじ煮こみのだし!「欧風カレーのベースとなるチキンブイヨンの代わりに、煮こみのだしを使ったらおいしいんじゃないかと、パッとひらめいて生まれたのがこの料理ですね」。味付けは、かつおだしや味噌、醤油など和風の調味料を合わせて調整。もう一度食べたくなる、どこかほっとする味わいです!
食材は、郡上大和で栽培されたコシヒカリや岐阜県で採れた野菜を使用。“地元・岐阜を応援したい!”という気持ちから、地産地消も意識されているのだとか。味に変化をつけたいという方には、卵のトッピングがおすすめです。岐阜市にある「棚橋ファーム」のブランド卵「醍醐卵」は、卵特有の臭みが少なく、丼やカレーに乗せて食べるとよりマイルドな味わいになります。ぜひ試してみてくださいね。
レトルトカレーも販売中。家でも手軽に『煮込み屋』の味を楽しめますよ。柳ケ瀬の新たなお土産になりそうですね!
体の芯から温まる料理を食べに、ぜひふらりと立ち寄ってみてください!
『煮こみ屋』の基本情報
住所 | 岐阜市若宮町5-17ニュー弥生ビル1F |
営業時間 | 月・火・木曜11:30~13:30 金曜0:00~2:00、11:30~13:30、20:00~2:00 土曜20:00~0:00 |
定休日 | 水曜、日曜 |
WEB | https://500-snackbar.business.site/ |
@gifunikomiya |