地元民に長年親しまれる『へそまがりラーメン』(岐阜市)
2021年12月に岐阜市岩田西から司町へ移転オープンした『へそまがりラーメン』を取材しました。30年以上続く店のため、一度は行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ぎふメディアコスモス、岐阜市役所近くに移転オープン
『へそまがりラーメン』の場所は、ぎふメディアコスモスや岐阜市役所から東へ徒歩1分の好立地。駐車場も7台分あり、以前の店舗より通いやすくなったという常連客の声も聞かれるそう。
入口には、「営業中」の代わりに「やっとるよ」の札が。ユーモアに溢れた岐阜弁全開の言葉に、入店前からなんだかほっこりした気持ちに。ちなみに「準備中」の場合は「したく中やよ」になるそうです(笑)。
入口のボードには、食材の産地がかわいらしい文字で書かれています。岐阜県産を中心に国産の食材が多く使われており、安心感がありますね。“企業秘密野菜”が何なのかとても気になります…。
木を基調とした温かみのあるカウンター席。席ごとにパーテーションがあり、コロナウイルス感染症対策もばっちりです。
以前の店舗は夕方から深夜にかけての営業でしたが、コロナ禍での移転をきっかけに昼から夜までの営業にシフト。ランチタイムは近隣のサラリーマンやOL、土曜・祝日は家族連れでにぎわいます。
2大定番は「チョイタン」と「どてめし」
料理の注文は食券機で先払い。「タンタン」「しょうゆ」「スタミナ」など、いろいろなメニューがあって迷いますが、ほとんどの客がオーダーするという「チョイタン」と「どてめし」をチョイス。
「もともとメニューになかったんですが、タンタンだと辛すぎるというお客さんの声から、辛さを半分にしたチョイタンが生まれました。それからずっと一番人気です」と話してくれたのは、店長の松田さん。15年ほど前に創業者から店を継ぎ、新しい店舗でも当時と変わらない味を守ります。
「チョイタン」最大の特徴は、まろやかな味噌と程よい辛さが癖になるスープ。8時間かけてじっくり煮込んだトンコツからとっただしに、北海道産の特製味噌と数種類の自家製豆板醤を合わせることで、この店ならではの味に。コシのある中太ストレート麺との相性は言わずもがな。コーンのやさしい甘さが豆板醬の辛さと味噌の風味を引き立てます。タンタンよりも辛さを抑えた分、味噌の味がしっかりと感じられ、多くの人が親しみやすい味に仕上がっている一杯です。
「チョイタン」と双璧を成す「どてめし」。和牛スジ肉を赤味噌とともに4時間弱火で煮込んだどて煮は、ご飯との相性が抜群。甘辛い風味が食欲をそそる東海地方のソウルフードです。
そのほか、チャーシューの切れ端とネギをマヨネーズで和える「チャギめし」も注目の一品。1日10食限定メニューとのことで、定番の「どてめし」とどちらにするか悩んで、食券機の前に立ちすくんでしまいそう(笑)。「チョイタン」と一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
へそまがりラーメンの基本情報
住所 | 岐阜市司町12 |
営業時間 | 11:00~14:00、18:00~21:00(土祝は17:00~20:00) |
定休日 | 日・月曜 |
TEL | 058-215-0230 |
駐車場 | 7台 |
@hesomagari_raamen |