海苔がもっと好きになる『のり手巻きsendou〜千道〜』(岐阜市)

海苔専門店が手掛ける飲食店『のり手巻きsendou〜千道〜』。とにかく海苔へのこだわりが強く、その魅力を存分に味わえると評判なんです!
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祖父のおいしい海苔を多くの人に届けたい
岐阜市菊地町にあるこの店の目印は、巻き寿司が描かれた黄色の暖簾。左隣には、レンガ造りの美容院「Hair Garden yohira」があります。
この店を営むのは伊藤巧さん。祖父が作る海苔のおいしさをたくさんの方に知ってほしいと、2024年11月にオープンしました。「実際に食べてもらわないと魅力が伝わらないと思い、飲食店という形を選びました。焼き立てのベストな状態をお届けするのが僕の役目です」。海苔=和の印象を覆す、新しい楽しみ方を提案したいという想いもあるそうで、話を聞いていると何だかわくわくしてきます。
内装は植物画家の母親が手掛けており、草花の装飾が施された華やかな空間になっています。こうした演出も、和のイメージにとらわれない店づくりの一環なんだとか。一見するとアフタヌーンティーが出てきそうですが、実は海苔屋というギャップも良いですね。
海苔が主役のランチとスイーツ
ランチは手巻き寿司と6種類の丼物があり、どれも焼き立ての海苔が付いてきます。「気温や湿度が毎日変わるなかで、理想通りに焼けたときにやりがいを感じます」と伊藤さん。さらに、「マグロたたきポキ丼」には味の濃い鬼崎産を、「しらす丼」には具材の風味に寄り添う篠島産を使うなど、食材によって15種類の海苔を使い分ける徹底ぶりには驚かされます。

私が今回注文した一番人気の「手巻きランチセット」には、親しみやすい味わいの衣崎産と、磯の香りが強い師崎産の2種類が付いてきます。刺身や野菜、ローストビーフなど15種類の具材と薬味、ハツシモ米の酢飯がそろい、自分で巻いてつくるのがポイント◎。日替わりの副菜とみそ汁もあって大満足です。275円プラスすれば、希少な最高級の青混ぜ海苔「幻の海苔」に変更できます。
伊藤さんおすすめの組み合わせは、エビ×アボカド×レタス。プリッとしたエビとクリーミーなアボカドが口の中に広がり、海苔のパリッとした食感とともに磯の風味が追いかけてきます。「うちの手巻き寿司は海苔が主役なので、酢飯が主張しすぎないように気を付けています」。寿司酢は氷砂糖を使って昆布の旨みをじっくり引き出すほか、酢を火にかけないなど、細やかな工夫が光ります。
セルフサービスのみそ汁は、自慢のあおさを自由にトッピングできます。乾燥させていないため、鮮度抜群で香りも豊かです。具材は毎日変わりますが、葉物野菜と根菜は必ず入れると決めているそう。ちなみに今日は豆腐、白菜、カボチャ、餅でした。

食後に甘いものが欲しくなり、追加注文したのが「あおさのアイスサンドクッキー」。あおさと発酵バターを練り込んだクッキーでバニラアイスをサンドした、唯一無二のスイーツです。「これに行きつくまで、あおさをジャムに入れたり、トーストに塗ったり、いろいろ試したんです。あるとき岩塩をかけたバニラアイスに合わせたらすごくおいしくて、世紀の大発見だと思いました(笑)」。後を引く絶妙な甘じょっぱさがクセになります♪
「いつも海苔を幸せそうに食べてくれる90歳のおばあちゃんは、毎月ここに来たいと言ってくれるんです。その気持ちがうれしいですね」。海苔の味や香り、焼き方、産地など、さまざまな角度からこだわる伊藤さんの熱意が料理を通して伝わり、お客さんを感動させているんですね。海苔のさらなる可能性を追求するため、パンを使ったメニューにも挑戦予定とのこと。今後もますます目が離せません!
『のり手巻きsendou〜千道〜』の基本情報
| 住所 | 岐阜市菊地町2-25 |
| 営業時間 | 9:00~16:00 |
| 定休日 | 水曜 |
| TEL | 090-6092-2935 |
| 駐車場 | 共同10台 |
| WEB | https://sendou-gifu.com |
| @noritemaki_sendou |