『りおん』で味わう、心ほどけるお茶漬け(岐阜市)

2025年の夏、岐阜公園や伊奈波神社から程近い古い街並みの一角にオープンした『りおん』。寒い時期にうれしい、温かいお茶漬けが味わえると聞き、ランチに訪れました。
古民家の空気を残した、落ち着ける空間
のれんをくぐると、だしの香りと木のぬくもりに包まれ、肩の力が抜けるような心地よさがあります。店内はテーブル席と畳の敷かれた小上がりに分かれ、和の空気が漂っています。
「この辺りの雰囲気が好きで、古民家を探していたんです」と話してくれたのは、運営に携わる徳永さんと岡島さん。にぎやかすぎず、ゆっくり過ごせるところが気に入っているのだそう。
体も心もポカポカに♪えらべるお茶漬けセット

ランチタイムに味わえるのは「えらべるお茶漬けセット」。蒸し野菜や漬物などの副菜が付き、メインのお茶漬けは梅や鮭といった定番から、焼き海老、味噌そぼろ、けいちゃんなど少し珍しいものまで9種類。今回は人気の「鮭」を選びました。銀鮭の切り身が丸ごと一切れのっていて、満足感があります。
「お茶漬けは元気がないときでも無理なく食べてもらえます。食べ終わった後に、ほっとしてもらえたらうれしいです」と岡島さん。
まずは厚削りの鰹節と利尻昆布の合わせだしを、お猪口でひと口。昆布の旨みがすっと広がり、後味は軽やかです。
そのだしをご飯にかけると、湯気とともに上品な香りが立ち上ります。お米は毎日店内で精米し、ガス火で炊いているとのこと。「精米したては水分量が安定していて、炊き上がりのもっちり感が増すので、お茶漬けに向いているんです」と徳永さん。柚子胡椒や刻み海苔で味の変化も楽しめ、食べ終わる頃には体の内側からじんわり温まります♪

ランチにはドリンクとデザートを付けることができます。「白玉あずき」は、もちもちの白玉とあんの素朴な甘さがほっこりとした気持ちにさせてくれます。
福祉施設としての役割も
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この店は、社会に出ることに不安を抱える女性の職業訓練の場としての一面もあります。“人とおなかにやさしい店”というコンセプトのもと、スタッフとお客さんが互いに気持ちよく過ごせる場所を目指しています。そうした想いが店の柔らかな空気をつくり、居心地の良さにもつながっているようです。
「利用者と地域の方が自然に交流できる場所にしていきたいです。ここで生まれるつながりを大切に積み重ねていけたら」と徳永さんはほほ笑みます。
12月からはお弁当のテイクアウトもスタートしました。「少しずつ、できることを増やしていけたら」と二人。中庭で育てた野菜を料理に取り入れる計画も進んでいます。
優しい味わいと落ち着く時間を多くの人に届けている『りおん』。
ほっとしたい日のお昼ご飯に、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
『りおん』の基本情報
| 住所 | 岐阜市本町1-82 |
| 営業時間 | 11:00〜14:30(LO 14:00) |
| 定休日 | 月・火曜、土・日曜(第2土曜のみ営業) |
| TEL | 058-201-6492(就労支援B型事業所Reon) |
| 駐車場 | 5台 |
| @reon.gifu |