鉄工所が始めたインテリアショップ『SIKAKU 大垣店』(大垣市)

※掲載内容は2022年9月26日時点のものです。

今年7月に大垣工業高校近くにオープンした『SIKAKU(シカク)大垣店』。独特のセンスでつくられた家具や什器が並ぶショップ&ショールームとの噂を聞き、取材してきました。

モットーは「やってしまえばなんとかなる」

大垣市の閑静な住宅街に佇む『SIKAKU 大垣店』。まず、敷地内にいくつも建物があることに驚かされます。実はほとんど全てDIYでリノベーションしたそうです。

「“やってしまえばやらざるを得ない”というのが僕の信条。できるかな?と考えてしまうより、とりあえず手を動かしてやってしまうことが大事。すると大概のことはできると思うんです。仕上がりの粗さも味ということで大目に見てもらえたら(笑)」と案内してくれたのは、オーナーの佐久間健太郎さん。

現在も自ら作業場に立つ佐久間さんは、リーマン・ショック直後に父が経営していた鉄工所を継ぎ、3代目社長に就任。当時厳しい状況にあった会社を建て直すため、従来の鉄工所とは別に柱となる事業の必要性を感じ、手作業での鉄加工技術を生かしたインテリアブランド「SIKAKU」をスタート。2018年には、柳ケ瀬商店街に直営ショップ「SIKAKU/四角商店(現:SIKAKU 柳ヶ瀬店)」をオープンしました。

「家具や什器の製作を始めたのは、従業員にやりがいを感じて楽しく仕事してほしかったからでもあります。依頼されたものを形にする仕事も大切ですが、能動的に考えてオリジナル商品を作るようになり、作業場の雰囲気は変わりました。自分がつくったものに対して、お客さんから直接反応をもらえるので、みんなうれしそうですね」と佐久間さん。コロナ禍でおうち時間が増えたことでインテリア需要が高まっており、新しい事業を始めて本当に良かったと話してくれました。

オリジナル商品のほかセレクトアイテムも充実

鉄工所が入った建物の階段を上って2階へ。クラフト感のある合板の壁に合わせた鉄のプレートが良い感じです。

店舗スペースも全てDIYで制作したとは思えない仕上がりで、どこを切り取っても絵になります。また、部屋ごとに「キッチン」や「ボタニカル」などのテーマが設けられており、それに合わせて家具や小物がセンス良くコーディネートされているのがこの店の特徴。引越しや模様替えを検討されている方がイメージを膨らませるにはぴったりの空間です。

MARU RACK/ 93,500円(税込)

こちらは、黒皮鉄と呼ばれる青みがかかった鉄板を丸く曲げて仕上げたオリジナルのラック。重厚な存在感があり、無造作にモノを飾っても様になりそう。鉄工所ならではの技術とアイデアが凝縮されており、インダストリアルなインテリアが好きな人たちの心をくすぐります。

Incense stand BS -L-/22,000円(税込)

「経年変化が楽しめて長く使えますし、インテリアにアクセントを加えてくれます」と店長の馬渕夏美さんが教えてくれたのは、真鍮を加工したオリジナルのお香立て。『SIKAKU 大垣店』のおすすめは、ハンドメイドにこだわった千葉県のブランド「APOTHEKE FRAGRANCE(アポテーケフレグランス)」のお香やフレグランスオイルとの組み合わせ。セットで購入する方も多いのだとか。

オリジナル商品以外では、食器やアクセサリー、植物など生活を彩るアイテムが並びます。工業的な雰囲気を醸すアイテムを中心にセレクトしているそうで、幅広いラインアップの中にも統一した世界観が感じられるのも納得。「PUEBCO」や「PACIFIC FURNITURE SERVICE」など東海地方では取り扱いの少ないブランドもあり、実物を手に取って買い物ができるのはうれしいですね。

他にも紹介したいアイテムがたくさんありましたが、際限がないため今回のブログではここまでに。『SIKAKU 大垣店』では、自宅のスペースに合わせたオリジナル家具やセミオーダーの対応もできるそうですので、親切なスタッフの皆さんにいろいろ相談してみてくださいね。

 

SIKAKU 大垣店の基本情報

住所大垣市青柳町1-241
営業時間13:00~18:00(土日祝は11:00~)
定休日火・木曜
TEL090-3783-2589
駐車場8台
WEBhttps://www.sikaku.co/
Instagram(大垣店)@sikaku_furniture
Instagram(柳ヶ瀬店)@sikaku_goods

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