昔ながらの風情漂う古民家カフェ『湊珈琲』でほっと一息（岐阜市）

『湊珈琲』のモーニングサービスが9月から新しくなったと聞き、行ってきました。

平成29年度「岐阜市景観奨励賞」を受賞した、情緒ある日本家屋

場所は岐阜市鏡島中。旧中山道沿いを通りかかると、大正2年に建てられた築100年以上の古民家が現れます。こちらが平成29年に「岐阜市景観奨励賞」を受賞したこともあるという『湊珈琲』です。おばあちゃんの家に来たかのようなほっこりとした雰囲気に、思わず「ただいま！」と言ってドアを開きたくなります。

元々、カフェのチェーン店で店長をしていたというオーナーの井上真奈美さん。家の近くでカフェをやりたいなと思っていた矢先に、この古民家との出会いが！「大正時代に建てられた物件は珍しく、こんなに魅力が詰まった古民家はもう二度と見つからないだろうと思い、この場所で店を始めることに決めました」と井上さん。店名の「湊」という漢字には「物や人が集まるところ」という意味があるんだとか。この店がそんな場所になってほしい、という井上さんの想いが込められているそうです。

では、早速店内を覗いてみましょう！奥に進むと見えてくるのが、この店自慢の囲炉裏席。当時の面影をそのまま残した居心地の良い空間が広がっています。大正ロマンを感じる素敵な佇まいに、何だかわくわく♪

他にはカウンターやテーブル席、お座敷もあるみたい！それぞれの過ごし方に合わせて、お気に入りの席を見つけてくださいね。

あれもこれも食べたい！欲張りさんにおすすめのモーニングセット

この９月から、「モーニングSET」、「お団子SET」、「甘味SET」の3種類のモーニングメニューに、新たに「よくばりSET」が仲間入り！

このセットには、トースト2種、ゆで卵、サラダのほか、甘味2種類と好きな団子2本が付いてきます。モーニングメニューのラインアップを網羅しているので、あれもこれも食べたい欲張りな方にぴったり♪

「『お団子SET』を頼んだお客さんからパンも食べたいと言われることが多かったので、トーストと団子、甘味を一度に楽しめるメニューを考えてみたんです」と井上さん。ボリューム満点なのでモーニングが終わる前に来店して、ブランチとしていただくのも良いかもしれません。

今回選んだ団子は、岐阜の郷土料理である「五平餅風」と華やかな「いちご」。2018年に放送された朝ドラ「半分、青い。」での五平餅人気にあやかって取り入れたという「五平餅風」は、今では一二を争う人気の一品。くるみと合わせ味噌をブレンドした特製だれの香ばしさに、一度食べたらやみつきになります。

秋の味覚が満載な団子のセット

井上さんがこの秋おすすめするのは「いもくり三昧」。芋・栗・かぼちゃなど、秋の味覚に目がない私にとってこれは耐え難き誘惑…。先ほど紹介した囲炉裏席で、大正ロマンに浸りながらいただくことにします。

私が気に入ったのは、白団子に焼き芋餡と大学芋をトッピングした「焼き芋」。外はカリッと、中はホクホクに仕上げた大学芋と、滑らかな焼き芋餡がナイスコンビネーション♪ほっとする優しい甘さで5本ともぺろりと完食してしまいました…。このセットはとても評判が良く、テイクアウトされる方も多いそう。ぜひ自宅でも秋の味覚を存分に堪能してください♪

団子は他にも、みたらしや小倉などの定番から、チョコバナナやレアチーズなどの変わり種まで、いろいろな味が選べます。さらに、彩り豊かな「おだんご盛り合わせ」は、インスタ映えすると話題沸騰中！友人を誘ってみんなでわいわいカフェタイムを満喫してくださいね。

『湊珈琲』の基本情報