果実店が作る絶品スイーツが味わえる『大熊デザート倶楽部』(岐阜市)
惜しまれつつも閉店した「フルーツパーラーおおくま」の跡地に、2020年10月23日にプレオープンした『大熊デザート倶楽部』。まさに正統派フルーツパーラーと呼ばれるにふさわしい素敵なお店でした。
高級果実専門店『大熊果実店』の3代目が夢を叶えたパーラー
『大熊デザート倶楽部』の店主は、柳ケ瀬にある老舗の高級果実専門店『大熊果実店』の3代目を受け継ぐべく奮闘中の大熊伸哉さん。伸哉さんは美味しいフルーツを仕入れるため、毎日午前3時半(!)に誰よりも、どこのお店よりも早く市場に着き、果物を吟味するのだそう。
吟味した一級品が店頭に並んでいます。「富有柿は、羽島市産と本巣市産がありますが、私は本巣市産のものを選びます。傾斜地で水はけがよく、寒暖差があるのが本巣市。そのほうが甘い実になるんです」と、産地や生産者の特長を踏まえた熟練した目利きによって選果し、極上と言えるものだけ仕入れています。
『大熊デザート倶楽部』は、そんなとっておきのフルーツを使ったお店を作りたいと、長年親子で温めていた夢を叶えた場所。(以前あった「フルーツパーラーおおくま」さんは、大熊果実店さんとは別の方が経営されていたお店なんです)。満を持して、ついにオープンしたのです。
この、大熊果実店の右手にある階段を登った2階に『大熊デザート倶楽部』があります。早速行ってみます!
老舗の風格漂う上質な店内
ピンク色の椅子、テーブルクロス、ソファなどが醸し出すレトロでいて、クラシカルな雰囲気が乙女心をくすぐります。珈琲とスイーツを囲んでおしゃべりしたいときも、一人で読書を楽しんだりしたいときにもふさわしい落ち着き。
店主の伸哉さん(右)と弟の祐次さんが出迎えてくれました。祐次さんは日本料理店を営んでいた腕の持ち主。大熊デザート倶楽部の料理長です。
厳選したフルーツが一体どんな華麗なスイーツに変身するのか…。期待に胸を膨らませ、いよいよメニューをご紹介していきます!
力強いフルーツの美味しさを感じるスイーツ
「本日のフルーツパフェ」は、まさに心浮き立つ見た目。この日はハート形の実が可愛らしい、別名“赤いシャインマスカット”と呼ばれるマイハートと、シャインマスカットを贅沢に使ったパフェ。瑞々しい果物の甘みに思わず笑みがこぼれます。コクのある生クリーム、アイスクリーム、ジュレ、カシスソースなどが層になっていました。なんとも贅沢!
名前に惹かれる「王様メロンタルト」は、メロンの王様・静岡県磐田市産の最高級マスクメロンを使ったタルト。芳香な香り、とろけるような舌触り、そして圧倒的な甘さ!この王様メロンタルトは年中いつでも注文できます。
伸哉さんのおすすめの「アボカドアーモンドハニーシェイク」も注文しました。
これ、女子は絶対大好きです。美容にも良いと言われるアボカド×アーモンドって最強の組み合わせ。香ばしいアーモンドの風味に、アボカドのクリーミーな味わいが絶妙にマッチ。(アボカドがフルーツということを初めて知ったのは、ここだけの話です…)。
テイクアウトメニューも充実!
タルトやサンドウィッチ、ゼリーはテイクアウトも可能。特に私のおすすめはフルーツサンド。大きくカットされたフルーツが主役!パンの種類や挟むクリームも果物によってアレンジしています。
「パパイヤレモンサンド」は、クリームチーズ風味のホイップにはちみつレモンを加えてハワイ産のパパイヤをサンド。フレッシュで甘酸っぱいパパイヤをコクのあるホイップが引き立てます。
「極甘パインサンド」は、ココナッツクリームを加えた生クリームと一緒にサンド。トロピカルな味わいでまさに爽やか~。パイナップルはフィリピン産の完熟パインです。
「王様メロンサンド」は、濃厚なメロンの美味しさを引き立たせるため、食パンではなくデニッシュ生地を使用している贅沢な逸品です。ごろりと入ったフルーツの存在感。口の中で溢れる甘み。フルーツの力強い美味しさを感じる迫力のフルーツサンドは、手土産にも重宝しそうですね。
上質な空間と、選び抜かれた宝石のようなフルーツを使ったスイーツ。私もすっかり虜になりました。まずはカフェ大好きな母を連れて、また訪れたいな~♪
『大熊デザート倶楽部』の基本情報
住所 | 岐阜市金町2-16 |
営業時間 | 10:00~17:00(LO16:30)、モーニングは9/30(土)までは12:00まで |
定休日 | 水曜・隔週木曜 |
TEL | 058-263-0465 |
@g1905kumasan | |
@ohkuma_desert_club |