夫婦2人で営む、こだわりの創作和食店『よし奈』(岐阜市)

※掲載情報は2020年10月16日時点のものです。

2020年9月に、バロー領下店の近くにオープンした創作和食店『よし奈』にお邪魔してきました。

人気店『楮』を創業時から支えた店主がオープン

『よし奈』の店主の白鳥好浩さんは、金公園近くの人気和食店「楮」の創業メンバー。20年近く、楮で料理人として腕を振るった後、ともに働いていたパティシエの奥様と2人で『よし奈』をオープンしました。平日昼間の遅めにうかがったところ、店内は満席。オープンの告知はほとんどしてないにも関わらず、楮時代からのお客さんのほか、口コミを聞きつけたお客さんも続々と来店しているそうです。

ランチメニューは、日替わりとコースの2種類


今回は贅沢にコースをオーダー。料理の内容は仕入れによって変わり、その時季に旬な素材を使った繊細な味わいの創作和食が堪能できます。

前菜は、冷製の茶わん蒸し。ジュレ状の和風ソースとナッツの食感がアクセント。さりげなく添えられた柚子の香りの演出も心憎いです。

椀は、季節野菜と白身魚を使ったしんじょ椀。和食の要である“だし”が、それぞれの素材本来の味を見事に引き出しています。

季節の一品は、白身魚の南蛮酢です。4種類の果実(すだち、柚子、かぼす、シークワーサー)を使ったソースがかかっています。爽やかな酸味とごまの風味が調和して、大変美味しかったです。

そして魚料理は、マグロのステーキ。添えてあるのは、グリルしたかぼちゃとズッキーニです。レアに焼かれたマグロは、焦がし醤油と薬味にマッチ。緑色のソースはピューレ状にしたネギ。こちらを付けるとまた風味が変わります。

「ご飯は大盛にもできます」と勧められたら、大盛にせずにはいられません。だしが効いた味噌汁と漬物をいただきながら、コースを完食。おなかも心もいっぱいです。

パティシエによる本格的なデザートも注目

コースは最後にコーヒーまたは紅茶が付いて終わりですが、「パティシエの妻が作るデザートもおすすめです」と聞いてしまったら、注文せずにはいられません。

栗とショコラ/500円(税抜)

「季節のブリュレ」と迷った結果、「栗とショコラ」をオーダー。程よい甘さで、栗の風味が存分に感じられました。次回来店時は他のスイーツもぜひいただきたいです。

また、料理も素晴らしかったのですが、30席ほどの店内を夫婦2人きりで回す手際の良さにも驚きました。絶妙なタイミングで料理が出てくるのは、すべてのテーブルにさりげなく気を配り、夫婦ならではの阿吽の呼吸があるからこそなのでしょう。

そして実は、後日にもまたランチを食べたいと思ってうかがいましたが、満席で入店できず…。
確実に召し上がりたい方は、ランチ、ディナーとも事前に電話予約してからの来店がおすすめです。

 

よし奈の基本情報

住所岐阜市領下4-28 サンシティー杉山V 1F
営業時間11:30~15:00、18:00~21:30(LO20:30)
定休日火曜日
TEL090-8336-4470
駐車場5台
Instagram@s.yoshi_na

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