自然・人・食・地域の優しい循環『自然食カフェ めぐる菜』(岐阜市)

ヘルシーかつ映えると、SNSやメディアで数多く取り上げられている話題の「せいろ蒸し」。そんなせいろを使ったランチが楽しめる店があると知り、ランチに訪れました。
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そっと寄り添ってくれる地域の居場所
岐阜市の中心地から少し離れた西秋沢にある『自然食カフェ めぐる菜』。労継続支援B型事業所「どんぐりわぁく」が運営するこのカフェは、『自然・人・食・地域のつながりとやさしい循環』がテーマです。「ありのままを受け入れ、そっと寄り添う心は特に大切にしています」と話してくれたのは店主の松井知恵さん。飲食と福祉の現場で経験を積んだ、彼女ならではの視点が店づくりに生かされています。
建物は戦前からある納屋をリノベーション。柱や土壁は当時のままで、随所古き良き面影が残されています。店内にはふぞろいなイスが置かれていますが、「どんぐりわぁく」という事業所名に込められた“どんぐりが一つ一つ異なる形や大きさであるように、私たち人間も一人ひとり違って良い”というメッセージを表現しているそうです。
店内は土間と和室に分かれ、カウンターとテーブル席、座卓があります。和室には絵本やおもちゃ、キッズチェアがあるので小さなお子様連れでも安心です。「子育てが大変なとき、ふらっと立ち寄れる場所があればよいのにとずっと思っていました。誰もが安心して、自然体でいられる環境をつくっていきたいです」。
自然の恵みを感じる自然食ランチ
この店で使われているのは、「TANAKA FAMILY FARM」「岡田農園」「寺町畑」などの地元農家から仕入れた無添加・無農薬の野菜。「味付けはできるだけシンプルにして、野菜の生命力や自然な甘みを生かしてあげたいと思っています」。素材の旨みを引き出した自然食は、体と心を優しく整えてくれます。

看板メニューは「めぐる菜 せいろ蒸しらんち」。ホカホカのせいろの中には、メイン料理と茶わん蒸し、そして10種類の旬野菜がぎっしり入っています。メインは塩麹漬けの肉または魚、動物性食品不使用の厚揚げとつくねの3種類から選べるそうで、今回は松井さんイチオシの肉にしました。
肉は抗生物質・抗菌製剤不使用の飼料で育った、岐阜県産のブランド鶏「清流美どり」なので安心安全です。塩麴に一晩漬け込み、せいろでじっくり蒸すことで、箸でスッと切れるほど柔らかく、ふっくらジューシー!爽やかな酸味の有機ポン酢や、甘じょっぱい塩麴ゴマだれで、味変を楽しめるのも魅力です。

ランチには、グリル野菜をたっぷりトッピングした薬膳カレーもあります。クミンやターメリック、コリアンダーなど7種類のスパイスに加え、ニンニクとショウガも利いていて、とっても風味豊か。トマトベースのさらりとした口当たりで、後味もすっきりしています。辛さ控えめなので、辛いのが苦手な方にもおすすめです♪

300円プラスすると、日替わりのミニデザートとドリンクを追加できます。今回いただいたのは、米粉のもっちり食感がたまらない「よもぎと小豆のケーキ」。春の訪れを感じる爽やかな香りと上品な甘みに、ほっこり癒やされます。現在、米粉から手作りしたこだわりのマフィンを試作中とのこと。食べられる日が待ち遠しいですね♪
「多世代が集う地域拠点になるための第一歩がこのカフェなんです。そのためにこれからいろいろなことに挑戦していきたいと思っています」と松井さん。耕作放棄地を畑として再生し、利用者さんと一緒に農業に取り組む計画もあるのだそう。自然・人・食・地域が生み出す循環は、さらに広がっていきそうです。
『自然食カフェ めぐる菜』の基本情報
| 住所 | 岐阜市西秋沢2-204-2 |
| 営業時間 | 11:00~15:00(LO14:00) |
| 定休日 | 土・日曜、祝日 |
| TEL | 058-215-6870 |
| 駐車場 | 10台 |
| @cafe_meguruna |