アンティークカフェ『&Rcafe』で心ときめくティータイムを（岐阜市）

2013年に惜しまれながら閉店したカフェ「Ricca」が名前を変え、12年の時を経てリニューアルオープン。Instagramでは「伝説のカフェが復活した！」と話題になっています。

アンティークに囲まれた非日常な空間

場所は岐阜市殿町。閑静な住宅街にふと現れるのは、くすみグリーンの外壁が目を引くカフェ『&Rcafe』。取材に訪れた5月中旬はバラがきれいに咲いていました。ヨーロッパの街角を彷彿とさせるすてきな佇まいに、胸キュンが止まりません♪

この店を営んでいるのは栗山真理さん。「Ricca」閉店後もそのまま残していた建物を、1年がかりでリノベーションしたそうです。壁紙の張り替えやタイル張り、ステンドグラスの取り付けなどは、職人さんの手を借りずに自分で行ったというのだから驚きです！

「ドイツやイギリス、フランスなど各国からお気に入りの雑貨を集めて、私が思い描く理想の空間に仕上げました」。食器棚に並べられたアンティークの皿や、色とりどりのランプシェードなど、どこを切り取ってもセンスの良さが光っていて、思わず写真に収めたくなります♪

奥には重厚感のあるエレガントなソファ席があります。ふかふかで座り心地が良く、ゆったりくつろぐことができます。時間を忘れて長居してしまいそうです。

ランチ＆スイーツでお腹も満たされて

ランチはビーフシチューとパスタ、サンドイッチの3種類から選べるのですが、今回は栗山さんおすすめの「ビーフシチュー」にしました。メイン料理に加えて、季節の野菜を使ったサラダやバターをたっぷり塗った厚切りトースト、ミニデザート、ドリンクが付いてきます。

「本当は冬限定のつもりで始めたのですが、思いのほか反響があったので、一年中提供することにしました」。一番のこだわりは、国産の黒毛和牛をほろほろになるまでじっくりと煮込んでいること。牛肉と野菜の旨みが溶け出した深みのある味わいに、思わず笑みがこぼれます。これは人気なのもうなずけますね！

昔ながらのサイフォンに惹かれ、ドリンクはホットコーヒーに。オーダーが入ってから豆をひき、時間や火加減に注意しながら一つ一つ丁寧に入れてくれます。たっぷり2杯分あるので、ティータイムをゆっくりと過ごせるのも魅力的◎。私が選んだ中煎りの「ルージュ」は、酸味と苦みのバランスが取れた、フルーティーな味わいでとても飲みやすかったです。

食後のデザートとして注文した「ブルーベリータルト」は、甘酸っぱいブルーベリーとコクのあるクリームチーズが好相性の爽やかな一品。さらに、カスタードクリームや砕いたバタークッキー、ホワイトチョコなども重ねられているので、ひと口食べるごとに豊かな味のハーモニーが広がります。

さらに、紅茶がお好きな方に朗報です！この店ではニューヨーク発の人気紅茶ブランド「ハニー＆サンズ」のフレーバーティーが楽しめます。柑橘が香る「ロイヤルパレス」やバニラの甘みを感じる「バニラコモロ」、スパイシーな「ホットシナモンサンセット」など11種類をラインアップ。どれもスイーツとよく合います♪

アンティークに囲まれた夢のような空間で、こだわりのコーヒーや紅茶、料理をゆったりと楽しむ。そんな乙女の理想を叶えてくれる『&Rcafe』で、日常を忘れるような優雅なひとときを過ごしてみませんか？

『&Rcafe』の基本情報