『フォレストカフェ sora*ne（そらね）』で自然の恵みを堪能（各務原市）

健康志向の人たちの間で話題になっている野菜寿司。なんと岐阜県にも食べられる店があるということで、早速ランチへ行ってきました。

ゆったり過ごせるアットホームな空間

各務原市須衛町。住宅街を抜けた稲田山の麓に『フォレストカフェ sora*ne（そらね）』はあります。この店を営むのは、副島弘美さんと2代目の進也さん。もともとインナービューティーサロン「Large」を経営しており、そこでお客さんに振る舞っていた料理が好評だったことから、2024年に念願のカフェをオープン。野菜を中心に、体のバランスを整える料理を提供しています。

この店は玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えるスタイル。まるで友人の家に遊びに来たみたいで、思わず「おじゃまします」と言ってしまいそうです（笑）。1階にはリビングのように居心地の良いカフェスペースが広がり、2階はフェイシャルや痩身などの施術が受けられるサロンになっています。

体が喜ぶ、野菜寿司ランチ

ランチは富加町産の黒米を使った日替わり定食や、栄養価の高い青バナナ入りのカレーなどもあります。今回は看板メニューの「季節野菜のにぎり寿司」を注文。少し奮発して、日替わり前菜プレート、野菜の天ぷら盛り合わせ、みそ汁が付いた一番人気の上ランチにしました。

野菜寿司を手掛けるのは、「オーガニック野菜寿司マスター」の資格を持つ弘美さん。15年にわたってオーガニック料理を学び、体の仕組みや添加物の知識も深めてきたそう。「腸を健康にしたくて、長年玄米による体のケアに注目してきました。それに加え、野菜のおいしさをどう生かすか考えたときに出合ったのがこれなんです」。この野菜寿司は、これまでの知識と経験の集大成なんですね！

上ランチには、マグロのようにとろりとした食感の赤パプリカや、たまり醬油で香ばしく焼き上げたエリンギなど、野菜の旨みが際立つネタがずらりと並びます。「どんな味付けなら野菜の持ち味を最大限に引き出せるか、常に考えながら作っています」。老舗の蔵元特注の無添加調味料に3日以上漬け込み、しっかり味を染み込ませているそう。どれも味わい深く、一貫一貫じっくり向き合いたくなります。

さらに注目したいのが、岐阜県産ハツシモの無農薬玄米とオーガニックの寿司酢で仕上げたこだわりのシャリ。玄米は水の中で8時間以上寝かせ、特殊な圧力釜を使ってガス火で炊き上げることで、ふっくらもちもちの食感に。白米よりも食物繊維やビタミンE、マグネシウムが豊富に含まれており、体にとってもうれしいことだらけです♪

スイーツにも玄米！？優しい甘さの贅沢パフェ

食後のデザートを楽しみたい方には、「玄米だんごぜんざいパフェ」がおすすめ。「うちにある食材の中で、みんなが大好きなものを寄せ集めました」と進也さん。北海道産粒あんや宇治抹茶アイスに加え、自家製のバニラアイスとコーヒーゼリーなどが層になっていて、いろいろな味のハーモニーを堪能できます。

パフェのてっぺんには、この店の名物「玄米だんご」がトッピングされています。網の上で一本一本丁寧に焼き、秘伝のみそだれで味付け。添加物は使っておらず、シャリと同じ岐阜県産ハツシモの玄米だけで作られているので、風味豊かです。もちもちの食感に、つい笑みがこぼれます♪

「体のために食べるものというイメージが強く、普段は脇役になりがちな野菜ですが、うちでは主役として目いっぱい楽しんでもらいたいんです」と進也さん。自然の恵みたっぷりのランチを味わいに、ぜひ訪れてみてください。

フォレストカフェ sora*ne（そらね）