『御八 あんやなぎ』で出合う和洋折衷の新感覚スイーツ(岐阜市)
実店舗を持たないカヌレ専門店「ナギサノカヌレ」として活動していた成田渚さんが、今年の2月にカフェ『御八 あんやなぎ』をオープン。看板メニューはカヌレではなく、意外にもあんこを使ったスイーツだそう。どういう店なのか気になったので取材に行ってきました。
古民家の“和”を生かした店づくり
場所は柳ヶ瀬商店街北側にある「弥生町商店街」。この辺りは通称「弥生町パラダイス通り」と呼ばれ、ノスタルジックな雰囲気の町並みが今もなお残っています。お店は一見通り過ぎてしまいそうな細い階段を上った2階にあり、隠れ家感満載でわくわくします♪
扉を開けると聞こえてきた「いらっしゃいませ!」という元気な声に、こちらも自然と笑みがこぼれます。洋菓子屋の娘として生まれ、物心ついた時からお菓子づくりが好きだったという成田さん。作り手の個性が出るカヌレの奥深さに魅了され、いつしか趣味の枠を超えて熱量を注ぐように。2022年から「ナギサノカヌレ」という屋号を掲げ、イベントやマルシェに出店してきました。そして、実店舗を持ちたいと思っていたところで今の物件に出合い一目ぼれしたのだとか。
「店のコンセプトも決まっていないのに即決しました(笑)。せっかくならこの古民家の和な雰囲気と、洋菓子店での経験を生かしたくて、和洋折衷の新感覚スイーツ専門店にしようと思ったんです」。そしてもう一つ、開業の後押しになったのは、三重県伊勢市にある老舗「内藤製餡所」が手掛けるあんこの存在。素材のおいしさを生かしたシンプルで真っすぐな味わいが気に入り、新店の主役にすることを決めたそうです。
ショーケースに並ぶのは「羊羹ちーずけーき」「羊羹カヌレ」「アンドウサン」などの創作スイーツ。一風変わった名前の「アンドウサン」は、サブレにこしあんをサンドしたもの。一体どんな味わいなのだろう?と興味を引かれるものばかりで、思わず「全部ください!」と言ってしまいそうです。
センスが光る!あんこ×○○の創作スイーツ

まず煎茶を注文したら、「カリカリ芋けんぴ」と粒あんが一緒に運ばれてきました!これはお客さんをおもてなししたいという気持ちから始めた「お突き菓子」というサービスだそう。うれしいサプライズですね。

今回おやつタイムのお供に選んだのは、看板メニューの「羊羹ちーずけーき」。小豆と抹茶で迷ったので2個食べを敢行です!「あんことチーズって実はよく合うので、お互いの長所を生かしつつ、とにかく口溶けの良さを追究しました」と成田さん。ほんのり塩味を利かせた羊羹が、ベイクドチーズケーキの上品な甘みを引き立てます。

そして成田さんの原点とも言える、根強い人気を誇るカヌレも。プレーンの「ナギサノカヌレ」はもちろんですが、粒あんをたっぷりとサンドした新作「あんカヌレ」もおすすめだそう。「生地の外側はカリッと硬く、中はもっちり柔らか。最高のカヌレを目指して、味のバランスや食感にはとことんこだわっています」。ラム酒の芳醇な香りとバニラの優しい甘みが織りなす贅沢な味わいに思わずうっとり。あんことも相性が良く、まさに新感覚です♪
「目指しているのは“もらってうれしい”“あげてうれしい”お菓子。まずは地元の方から手土産に選んでもらえるようになりたいです。ゆくゆくは百貨店に卸して、多くの人に届けられたらと考えています」。すてきな夢が溢れて止まらない成田さん。これからが楽しみです♪
『御八 あんやなぎ』の基本情報
住所 | 岐阜市弥生町8-6 2F |
営業時間 | 火~日曜 11:00~19:00 |
定休日 | 月曜、不定休 |
@an_yanagi_cannele |