旬菜盃dining
吟波
おとわ
目も舌も愉しませる料理に頬が緩む至福のひととき
氷を張った器の上の艶やかな岩牡蠣に目を見張る。絶妙な加減で火入れした鴨の塩蒸しは、黄身おろしで。“旬”の何たるかを実感せずにはいられない心躍る一皿に唸りながら、思わず盃を重ねる。
山県市美山で料理屋を営む両親の背中を見て育った遠藤光弘さん。大阪の和食屋で6年ほど修業を積み、故郷の岐阜に戻って料理旅館「すぎ山」の調理場で腕を磨いた後、平成18年に『吟波』を開いた。以来、毎日昼前には厨房に入る。昆布と鰹で丁寧に出汁を引き、きっちりと仕込みを終えた頃、心待ちにした客が笑顔をたずさえ、店先へと現れる。
評判の理由
奥の厨房を囲むカウンターには、美濃焼や信楽焼の器が積まれている。「料理は目でも愉しむもの。器によって随分変わりますから」という遠藤さんの言葉に納得。料理に添える紅葉などのあしらいもまた心憎い。
基本情報
住所 | 岐阜市福光東3-3-1 渡辺コーポ101 |
---|---|
TEL | 058-297-0585 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 日曜※予約は営業 |
駐車場 | 8台 |
掲載した情報は2013年6月17日時点のものです。