雑貨&衣料
BUBINGA 柳ケ瀬店
※閉店しました
自分だけの宝物を見つけて
ぽてんとしたイランの吹きガラス、花模様が愛らしいポーランド食器、パキスタンのホーロー製品、着心地のいい衣類。入り口から奥まで、天井から床まで、ぎゅぎゅっと並ぶ品々を、客は目を輝かせて眺めている。柳ケ瀬にある『BUBINGA』だ。
「まるで宝探しするみたいでしょ。2周くらい見ると慣れるの(笑)」。同じくきらきらとした瞳で微笑むのは、店主の中村忍さん。17年前に岐阜市早田に「ぶびんが」を構え、昨年からここに2号店を開いた。
中村さんは20代の頃、ハイブランドのアパレルショップに勤めた。時はバブル全盛期。その酸いも甘いも経験し、接客業に邁進。じきに客との時間をもっと大切にしたいと、地元に店を開く。「当時、料理とガーデニングに夢中で、家の中のものに囲まれた店にしようって」。自身で外装や内装をアレンジし、大好きな世界を小さな敷地に詰め込んだ。
中村さんは20代の頃、ハイブランドのアパレルショップに勤めた。時はバブル全盛期。その酸いも甘いも経験し、接客業に邁進。じきに客との時間をもっと大切にしたいと、地元に店を開く。「当時、料理とガーデニングに夢中で、家の中のものに囲まれた店にしようって」。自身で外装や内装をアレンジし、大好きな世界を小さな敷地に詰め込んだ。
ヨーロッパやアジアで手作りされた素朴な生活雑貨に、天然素材の衣料。愛情を持って選んだ品が、各々の世界観を宿して並ぶ。「例えばグラスでもイランやトルコ、モロッコ、インドネシア、インドのものまであって。そのすべてが、お客さん次第でコップや花瓶やオブジェになるのが楽しい」。無数の雑貨から、笑みを湛えて自分の一品を見つける客、アパレルに精通する彼女が選ぶ一着に心躍らせる客。他愛のない話をし、そっと見守る中でその笑顔に出会う度、中村さんは店を開く喜びに包まれた。
「髙島屋にも勤めていたから商店街に愛着があって」。思い切って構えた2号店の品揃えは、より生活に密着した手頃なもの。バス停へ向かう婦人、画材屋を訪れた高校生、純喫茶やライブハウスの客。この街ならではの顔ぶれが実にふらりと来店し、気に入りの一つ、二つを購入。「目指すは柳ケ瀬のオアシスかな」。誰かを幸せに。心からそう願って選ばれたものには、不思議な引力があるのだ。
基本情報
住所 | 岐阜市日ノ出町1-20 ロイヤルビル1F |
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TEL | 058-294-7303(ぶびんが 早田店) |
営業時間 | 11:00〜17:00 |
定休日 | 月・木曜 |
URL | http://blog.livedoor.jp/bubinga/ |
SNS |
掲載した情報は2017年12月11日時点のものです。