SignaL 代表 /クリエイティブディレクター 大月 智弘さん
〈PROFILE〉
岐阜市出身。印刷会社の営業や書店の店長を経て、平成11年にセレクトショップ「parkLiFE」の開業に店長として携わり、同店でオリジナルのアパレルブランドを立ち上げる。その後、以前から興味のあった広告業界に飛び込み、平成21年に広告制作会社『SignaL』を設立。各分野のクリエイターとチームを組んで数多くの広告媒体を手掛ける。スポーツ、音楽、映画、本、ファッションなど精通するジャンルは多岐に渡る。
僕を頼ってくれる人がいる間はこの仕事を続けていきます。
金公園の東にあるビルの2階。本や洋服に囲まれた中央のテーブルでパソコンに向かっているのが大月智弘さんだ。彼の職業は、広告物の企画やコピーライティングを手掛ける、クリエイティブディレクター。この『SignaL』は彼のオフィス兼セレクトショップでもある。
前職はショップ店員。28歳の頃から8年間、セレクトショップ「parkLiFE」のカリスマ店長として活躍。当時爆発的な人気を誇っていた”裏原宿系“と呼ばれるストリート系のファッションとは一線を画し、服そのものの個性で勝負する岐阜発のローカルブランドを立ち上げた。それがたちまち地元の若者の間で大ブームに。さらに、大月さんのファッションセンスの良さや高校生の恋愛相談にも親身になって応える気さくで熱い人柄が多くの若者の心を惹きつけた。そして大月さんもまた、彼らに会うことや頼られることに、何よりのやりがいと喜びを感じるようになっていた。
しかし、心の奥には長年秘めていたある思いがあった。「広告業界に挑戦したい」。37歳で思い切って転身し、広告制作会社兼セレクトショップ『SignaL』を設立した。当初、依頼主のほとんどは「parkLiFE」時代の客だった。「高校生や大学生だった子たちが、みんな立派な社会人になってね。当時と同じ感覚で『大月さん聞いて!お願い!』って仕事の依頼や相談に来てくれるんですよ」。自身を”何でも屋“と称すように、チラシやホームページ、会社案内からユニフォームや家具の制作、さらには孫の名付けに至るまで「頼られれば何でも応える」がスタンス。効果的なアプローチを考え、信頼のおけるデザイナーやカメラマンとチームを組み、数々の制作物を手掛けてきた。
「利益とか損得勘定じゃなくて、僕を選んで頼ってくれる人に全力で応えたい。それはアパレル時代の恋愛相談だって今の仕事だって変わらないですね。何にも縛られず自分なりのやり方で楽しくやっていきたい」。表裏のない彼のもとに、今日も厚い信頼を寄せる人々が集う。
基本情報
住所 | 岐阜市八幡町35 ノートルビラビル2F |
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TEL | 058-216-1138 |
営業時間 | 12:00~19:30 |
定休日 | 日曜、祝日(土曜は不定休) |
URL | http://www.signal-jp.biz/ |
SNS |
掲載した情報は2019年12月11日時点のものです。