日常から少し離れ、心ほどける時間を『cafe void』(岐阜市)

今年8月、岐阜市長良福光に『cafe void』がオープン。オーナーの渡邉武さんと杉本香さんに、開店までの歩みや店づくりへの想い、スイーツとコーヒーのこだわりなどを伺いました。
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心落ち着くアンティーク空間
羽島市で14年ほどカフェを営んでいた渡邉さんと、ものづくりや表現に長く携わってきた杉本さん。それぞれの歩みのなかで親交を深めるうちに、いつしか「一緒に店をやりたい」という想いが芽生え、少しずつ形になっていきました。そして、2人の想いが詰まった、念願のオープンを迎えられました。
「“void”には空白や隙間という意味があります。忙しい日常から離れて、心の静けさを感じてほしいと思い、名付けました」と杉本さん。店内には数々の古道具店に足しげく通い、やっとの思いで見つけたという一点ものを配置。味わい深いアンティークやブロカントの家具が空間に落ち着きをもたらしています。
店内では2人がセレクトした雑貨も販売中。植物を閉じ込めたガラスオブジェを展開する「glass+」や、オーダーメイドのアクセサリーや革製品を制作する「ANALOG SILVER」、手織りのアイテムを扱う「stoffa」など、個性豊かなブランドを取り扱っています。
丁寧な手仕事が光る、大人のスイーツ
渡邉さんが手掛けるのは、奇をてらわないクラシックなスイーツ。かつて修業先で親しんだレシピを基に、自分なりのアレンジを加えています。ラインアップは季節のショートケーキやタルト、キャラメルとダークチョコのケーキなどは全6種類。時には気まぐれでもう一品作ることもあるそう。

今回はこの秋食べたいスイーツ2品をご紹介します。1つ目は生クリームでおめかしした「かぼちゃのプリン」。おすすめのペアリングを伺い、グアテマラ産「オリエンテ」の中深煎りと一緒にいただきました。
「大人なカフェをイメージし、カラメルをかなり濃くしているのがポイントです。あとはいろいろ足さず、できるだけかぼちゃの風味を生かすようにしています」。食べ終えた後もしばらく余韻が残るほどの濃厚さにうっとり♡ほろ苦いカラメルのおかげで、かぼちゃ本来の甘みがより感じられます。

2つ目は、ほんのり洋酒を利かせた芳醇なモンブラン。ふわふわのスポンジにカスタードをサンドし、生クリームでしっかりコーティング。仕上げに栗ペーストをたっぷり絞った贅沢な一品です。
主役の栗ペーストは、5つの工程を経てクリーム状に仕上げているそう。栗仕事には手間がかかると聞いてはいましたが、こんなにも丁寧に作られているとは驚きです!「甘さをできるだけ抑えつつ、栗の存在感やコク、香りも意識して作っています」。話を聞いて、より一層大切に味わいたくなりました。
スイーツのお供に選びたいコーヒー
ケーキとドリンクは、互いのおいしさを引き出す相棒のような存在。『cafe void』では特にコーヒーに力を注いでいるようです。
オリジナルブレンドは、信頼する焙煎士とともに緻密に調整を重ねた努力の結晶。ただ飲みやすいだけでなく、スペシャルティコーヒーを2種類加えることで、風味や香りに奥行きを持たせているそう。「ひとさじのスパイスみたいな役割を担ってくれています」と杉本さん。酸味と苦みのバランスが取れた穏やかな飲み口で、どんなケーキにもそっと寄り添ってくれます。

さらに、産地や品種の個性が堪能できるシングルオリジンも用意。現在はケニアやエチオピア、ブラジルなど5産地から6銘柄がそろい、浅煎りから深煎りまで幅広く楽しめます。「好きな味や焙煎度合いを基準に選ぶのはもちろんですが、気になる名前のものを選ぶくらいの気軽さで試してみてほしいです」。ペアリングに悩んだら、オーダーの際にぜひ相談してみてくださいね♪
ドリンクメニューは他に、濃いめの水出しコーヒーと甘いミルクが層になった「オレグラッセ」や、エスプレッソと氷をシェイクした「シェケラート」、スリランカの5大産地の茶葉を使った紅茶などがあります。スイーツとドリンクが織りなす至福のマリアージュで、憩いのひとときをどうぞ。
『cafe void』の基本情報
| 住所 | 岐阜市長良福光2382 |
| 営業時間 | 11:00~18:00 (LO17:30) |
| 定休日 | 月、水曜 |
| TEL | 058-200-6765 |
| 駐車場 | 5台 |
| @cafevoid__ |