ひらめきが生み出す魅惑の一杯『HAU』(各務原市)
今年6月、犬山市のかき氷専門店『HAU』が各務原市に移転オープン!夏の暑さを吹き飛ばす絶品かき氷を求め、取材に行ってきました。
赤鰐一門のかき氷店があの施設に仲間入り!
場所は「各務原市民公園」と「学びの森」の中間にあるレジャー施設「KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE」の1階。右隣にはベーカリーカフェ「ESPRIT KPB」があります。
店内はカウンター席のみ。グレーと木目を基調とした、シックで落ち着いた雰囲気です。大きな窓から柔らかい光が差し込み、心地よい時間が流れています。
2階にある共同のテラス席でも飲食可能だそう。暖かい日はもちろん、屋根が付いているので雨の日でも快適に過ごすことができます。これからの季節にぴったりですね!
この店を営むのは、かき氷の名店「赤鰐」の二番弟子・草野慎悟さん。もともと建築の仕事に携わっていましたが、2017年に転機が訪れます。「師匠のかき氷を初めて食べたとき、そのおいしさに衝撃を受けました。しばらく経ってもあの味が忘れられなかったんです」。共通の知人を通じて店主の五島さんに弟子入りし、技術を学んだのち『HAU』を開業。これまで犬山市で店を営んできましたが、公園に囲まれた立地に惹かれ、移転することに決めたそうです。
「あのときの感動を、僕のお客さんにも届けてあげられたらと思っています。赤鰐直伝のかき氷をぜひ食べに来てください」。ふわっと溶ける軽い口当たりを実現するために、氷の温度や刃の角度を見極め、手数も最小限に抑えているのだそう。ひたむきに氷と向き合う草野さんの姿からは、師匠への深いリスペクトが感じられます。
この店ならではのおいしさの秘密は他にも。「うちのメニューはすべて、下の層にミルクをかけているのですが、最後までさっぱり食べられるように、ベースのシロップはあえて甘さ控えめにしているんです」。こうした気配りに、なんだかうれしくなりますね!
かき氷×○○のオリジナルメニュー

たくさん話を伺った後は、お待ちかねの実食タイム!今回は人気メニューの「ほうじ茶ブリュレ」を注文しました。「ブリュレクレープが流行した頃に、これをかき氷に取り入れてみたら面白いんじゃないかと思い、考案しました」と草野さん。一体どんな味わいなんだろう?とわくわくが止まりません♪
ほうじ茶の芳醇な香りとまろやかな味わいが口いっぱいに広がります。パリッとしたキャラメリゼが、心地よいアクセントになっていて食感も楽しいです。食べ進めると、中になめらかなホイップクリームがたっぷり!思わぬサプライズに喜びもひとしおです。
メニューは他にも「マンゴーミルク」や「レモネードミルク」「ほうじ茶金時」など、毎日約10種類をラインアップ。一風変わった「西京白味噌ブリュレ」は、京都であぶり餅を食べたときにひらめいたそう。「外食先や旅先でも常にアンテナを張るようにしています。気づけば毎日、かき氷のことを考えているかもしれません(笑)」。皆さんもここでしか味わえない、個性豊かな一杯をぜひ堪能してみてください。
『HAU』の基本情報
住所 | 各務原市那加雲雀町30-1 KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE内 |
営業時間 | 12:00〜20:00(LO19:30)※日曜は18:00(LO17:30)まで |
定休日 | 水曜 (夏季は無休) |
@2017hau |