『AKAWANI coffee』で味わう唯一無二のかき氷(各務原市)
連日30℃を超える暑さが続き、かき氷シーズンの真っ只中!そこで今回は、開店1時間前から行列ができるという名店を取材。長年多くのファンに愛される秘密を探ってきました。
装いも新たに生まれ変わった名店
岐阜でかき氷といえばすぐに名前が挙がるほど、言わずと知れた「茶屋 赤鰐」。昨年11月に長年親しまれてきた店を一度閉め、今年の3月に各務原市へ移転オープン。店名も『akawani coffee』と改めました。新しい店はにんじん通り沿いにあり、周りにはのどかな景色が広がっています。
入口の近くには約30年もの間、客を迎え続けてきたワニのベンチが置いてあります。以前の店を訪れた方なら見たことがあるのではないでしょうか。見つけたときはとてもテンションが上がりました♪
扉を開けると、木の温もりを感じるシンプルモダンな空間が広がっています。リニューアル後はカウンター席を配置し、1人でも気軽に利用できるようにしたそう。心地よい光が差し込む大きな窓からすてきな庭を眺めることができます。
多くのファンを魅了するこだわりの逸品
この店を営むのは、かき氷界のレジェンドとしてその名を轟かせている五島一弘さん。巨匠の熟練した手さばきを間近で見ることができるなんて…感激です!しっかり温度管理をした氷を念入りに研磨した刃を使い、弱めの圧力で丁寧に削っていきます。
かき氷を作る工程の中で、五島さんが特に大事にしているのは蜜打ち。「シロップはかけすぎても、かけなさすぎてもダメ。多いと溶けてしまうし、少ないと食べているときに物足りなく感じてしまうんです。うちの店は中と外で2回蜜打ちすることで、口溶けの良さを生み出しています」。シンプルな見た目からは想像できないほど、たくさんのこだわりが詰まっていてびっくりです!
メニューは通年楽しめる定番のものから旬のフルーツを使用した季節ものまで、約10種類がラインアップ!一度に2杯3杯注文したくなってしまうくらい、どれも魅力的で迷ってしまいます。
「僕がかき氷職人になったのは、紅茶ミルクがきっかけ。初めて食べたときにそのおいしさに感動して、このメニューを出していた甘味処で修業させてもらったんです」と懐かしそうに話してくれた五島さん。その話を聞いたなら、今回のオーダーは「紅茶ミルクにシャインマスカット」に決まりです!
自分なりにアレンジを加えたというこのかき氷は、ふわふわできめ細やかな氷とフルーツの爽やかな甘み、紅茶シロップの芳醇な味わいが見事に調和。さらに練乳とエスプーマクリームの優しい甘みが紅茶の風味を引き立て、より一層リッチな味わいが楽しめます。食べ終わった後も心地よい余韻が続き、幸福感でいっぱいです♪
シーズンが過ぎた頃から、ブレンドコーヒーの提供も始める予定だそう。「実は17年ほど前、自宅に焙煎所を作り、少しずつ準備を進めていました。15時まではかき氷を楽しんでもらって、その後はコーヒータイムにしようかなと考えているところです」。イベント出店時のみ出していたという幻の深煎りコーヒーが、店内でゆっくり飲めるようになるなんて楽しみ!絶品かき氷はもちろんのこと、他にもこの店を訪れたい理由がまた一つ増えました♪
『AKAWANI coffee』の基本情報
住所 | 各務原市鵜沼羽場町6-79-2 |
営業時間 | 13:00~18:00 |
定休日 | 月・火曜、不定休 |
駐車場 | 11台 |
@akawani523 | |
X | @52Akawani |