Boulangerie
Un Pain
アンパン
フランスのように パンをもっと身近な存在に
千代保稲荷神社参道の入口、鳥居の前に『Un Pain』はある。オーナーシェフの水谷啓至さんは、愛知のパン屋に勤めた後、27歳で渡仏。パリのベスト・ブーランジェリーにも選ばれた「ル・グルニエ・ア・パン」で3年半修業した。フランスではパンはとても身近なもの。腹が空いたらコンビニのように誰もが利用し、店は老若男女であふれていた。「ストリートバスケをしている強面の人も、小学生くらいの子どもも。地元でこんな店が出せたらなって」。東日本大震災を機に憧れは決意に変わり、店を開いて4年を迎える。
修業時代に担当した卵やバター、砂糖を多く使った菓子パンの一種、ヴィエノワズリーがちょっと自慢で、人気のクロワッサンはサクサクの生地から、濃厚なバターのコクが広がる一品。フランスのヴィロン社の小麦とゲランド塩、現地の水に近付けるため硬度を調整した水で作るフランスパンはまさに本場の味だ。
目指すのは、誰もが気軽にパン屋に通う、あの街の文化、あの味、客を温かく包み込む雰囲気。「パン屋に馴染みがない人も多い中、美味しいからあと40年通うって言ってくれる人もいて。ずっと、生涯ここでやってきます」。フランス仕込みの、パンと住人たちの素敵な関係は、このまちに着々と根付いているようだ。
基本情報
住所 | 海津市平田町三郷894-1 |
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TEL | 0584-66-4383 |
営業時間 | 10:00〜17:30(売切れ次第終了) |
定休日 | 水曜、土曜 |
駐車場 | 10台(共同) |
URL | http://www.unpain.jp |
SNS |
掲載した情報は2016年3月11日時点のものです。