ふくべ窯

「精炻器(せいせっき)」の魅力を 伝えていきたい。
磁器でも陶器でもない、珍しいやきもの「精炻器」。「ほかにはない、ゆったりとした雰囲気に惹かれたんです」と『ふくべ窯』の劔雅明さんと真澄さんは話す。

精炻器は、美濃地方で採れる黄土を活用しようと昭和初期に誕生。素焼き前の生乾きの生地に化粧土で加飾を施すのが特徴で、焼成後にひび割れを起こさないようにするために、生地が乾かないうちに素早く絵付けすることが重要だ。

劔さん夫妻は有志の団体「精炻器研究会」に所属し、その独自の技術を習得。オリジナルを含む何色もの化粧土を巧みに使い、花や小鳥をモチーフにした愛らしい絵柄を息の合った作業で描き上げる。ぽってりとした立体感のある絵柄と、素地のベージュに馴染む柔らかな色遣い。華やかさの中に、ほっとするような温もりが宿る。
基本情報
SNS | |
---|---|
その他備考 | 【買えるところ】 https://fukubepottery.stores.jp/ |
掲載した情報は2020年12月25日現在のものです。
PICK UPおすすめ記事
-
グルメ
- 酒の中島屋
蔵元を訪れ、当主や杜氏との交流を通して、知られざる銘酒を紹介し続ける、岐阜きっての地酒販売店。
-
グルメ
- HANAMAZA PAN
尻毛橋からほど近い閑静な住宅街に、一際目を引く青色の看板を掲げた建物がある。インドネシア出身のシティ・ヌルジャナーさんが営むハラールに対応するパン屋『HANAMAZA PAN』だ。
-
グッズ
- stoffa
綿やリネンの布を使い仕上げた独特の風合いを持つバッグは、くたりとして手に馴染むが、裏地まできっちりと仕立てられていて丈夫だ。
-
カルチャー
- moily 代表 池宮 聖実さん
カンボジアの市場でラペアという植物で編まれたかごに出合い、現地でかごを編む女性たちの自立を後押しするため、かごを受注生産して販売するオリジナルブランド『moily』を立ち上げた池宮 聖実さん。
-
レジャー
- 郡上八幡
町の中心にある小高い山の頂にそびえる郡上八幡城。郡上おどりをはじめ、名水として知られる湧水や町家が連なる古い町並み、この地で発展を遂げた郡上本染やシルクスクリーン。
