焼肉
大翔
だいしょう
現地で追求した本場の味を届ける
「よう食べてお腹いっぱい。ご馳走様!」「ホルモン、うまかったよ」。お腹を満たした客が、焼肉屋『大翔』から笑顔で家路につく。
もともと車の販売や修理の仕事をしていた吉田佳弘さん。趣味で始めたバーベキューにのめり込み、食材やレシピを突き詰め、平成4年には好きが高じて、ついに妻の敬子さんとこの店を始めるに至った。
「食べ歩きがとにかく好きなんですよ。評判を聞いたらどこへでも行きます」。美味しい店には通い詰めて味を覚え、時には店主に直接秘訣を聞き、自らの店の料理に活かした。
中でも最もこだわったのがキムチだ。初めて韓国を訪れて食べたキムチの、辛さの中にある自然な甘みと深い旨み。佳弘さんはその味に衝撃を受け、どうにか再現しようと奮闘。だが理想の味には程遠く、ならばその理由を明らかにしたいと何度も韓国へと通った。必死に覚えた韓国語とジェスチャーで現地の料理人に教えを請い、白菜にふる塩の加減や乳酸発酵させる時間など、本場の調理法をつぶさに学んだ。さらに、現地の農家と交渉し、韓国産唐辛子も調達。試作を重ね、やっと思い描くキムチに辿り着いた頃には、60回以上も韓国に足を運んでいた。
その自慢のキムチを使ったメニューが、ほとんどのグループ客が注文する「キムチ鍋」だ。韓国ではプデチゲと呼ばれ、白菜や豚肉のほか、チョリソーやスパムなどの洋風食材もたっぷり入る。じっくり煮込むと、程よい辛さのスープとすべての具材の旨みが絶妙に調和する。
「僕は重度の凝り性で、好きなことをしてきただけ。それでお客さんに喜んでもらえるのは本当にありがたいね」。飽くなき探求心で作り上げた料理が、今日も客の心を躍らせる。
「僕は重度の凝り性で、好きなことをしてきただけ。それでお客さんに喜んでもらえるのは本当にありがたいね」。飽くなき探求心で作り上げた料理が、今日も客の心を躍らせる。
基本情報
住所 | 各務原市那加新加納町2307-1 |
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TEL | 058-371-3523 |
営業時間 | 17:30~24:00(LO23:30)※土日祝は17:00~ |
定休日 | 木曜 |
駐車場 | 24台 |
掲載した情報は2019年9月9日時点のものです。