HANAMAZA PAN

ハナマザパン

安全で美味しいパンを届けたい
尻毛橋からほど近い閑静な住宅街に、一際目を引く青色の看板を掲げた建物がある。インドネシア出身のシティ・ヌルジャナーさんが営むパン屋『HANAMAZA PAN』だ。
ハナマザパンの店内
ヌルジャナーさんは平成9年に21歳で来日。岐阜大学の院生だったファウジー・アマリさんと23歳で結婚し、5人の子どもに恵まれた。パンを焼くようになったのは7年前から。
ハナマザパンの店主
「日本のパンはみんな美味しそうでしょ。でも、私は食べられない! すごく残念でした」。イスラム教徒の彼女は豚肉やアルコールなどイスラム法で禁止されている食品を一切口にできず、食べられるのは原料や製造方法が合法と認められた「ハラール」と呼ばれる食材や料理のみ。
しかし日本ではハラールに対応するパン屋は殆どないため、パン教室に通い、自分や家族、友人のためにハラールのパンを焼き始めたのだ。
生地には北海道産の小麦粉やバターを使い、具材のチキンやソーセージ、牛肉などはすべてハラール認証を受けたもの。さらに加工油脂やゼラチン、乳化剤、ラードは使わずに、すべてのパンを一から手作りする。
ハナマザパンのパン
「誰でも安心して食べられる安全で美味しいこのパンを、たくさんの人に食べてもらいたい」と、平成27年に自宅の隣にパン工房を建て、冷凍パンの通販をスタート。2年間ほど車でパンの移動販売も行った後、遂にこのパン屋をオープンした。
「失敗もたくさん! ある日は、全部失敗して。すみません、今日は美味しいパンはありませんってお店を閉めて。泣きました、最悪の日だった!」。
そんなトライ&エラーを繰り返しながらも、朗らかに前向きに進むヌルジャナーさん。彼女が作る優しい味のパンは、その人柄のように食べる人を元気にしてくれる。

基本情報

住所 岐阜市尻毛2-84-1
TEL 058-239-3553
営業時間 11:00~18:00
定休日 月・火・金曜
駐車場 7台
URL https://www.hanamaza1.com/
SNS
掲載した情報は2019年12月11日時点のものです。
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