日本泉酒造
地下で年中造る 無濾過生酒を
JR岐阜駅の南口に立つビル。実はこの地下で酒造りが行われているのだ。江戸時代末期に創業した『日本泉酒造』。平成14年、駅の再開発に伴い、生酒を中心とした地下醸造へと転換。設備投資の末、今年から地下の安定した室温を生かして通年新酒を造る「四季醸造」を実現した。現在は5代目の武山孝広さん、昌平さん兄弟が酒造りに励む。
杜氏の孝広さんが目指すのは日本泉元来の“柔らかくて上品な味”。特注の小さな洗米器や約800Lの仕込みタンクで造る生酒「ふなくちとり」は、吸水率を下げた雑味の出ない麹造りが肝。もろみは昔ながらの木槽で3日ほどかけてやさしく搾る。濾過をしない生酒は繊細な味わいがそのまま感じられ、フルーツのような爽やかな香りと口当たりの良さがある。「非効率だけど、丁寧に造るほど美味しくできたときの喜びがあって」。今日も刻々と、新酒が生まれている。
基本情報
住所 | 岐阜市加納清水町3-8-2 |
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TEL | 058-271-3218 |
営業時間 | 9:00〜17:30 |
定休日 | 日曜日、祝日 |
駐車場 | 5台 |
URL | http://www.nihonizumi.co.jp/ |
その他備考 | ※酒蔵見学は要事前予約 【取扱店】 ふなくちとり:酒の中島屋(岐阜市)、サンテック(大野町)、織田信長:岐阜髙島屋(岐阜市)など |
掲載した情報は2016年12月11日時点のものです。