印刷 2014.12.25 ORGAN 活版印刷室 「ほら、活版印刷っていいでしょう。時々、この文字の美しさに、うわーって。自分でも惚れ惚れしちゃうんです」。刷り上がった名刺を愛おしそうに指で撫でる直野香文(かふみ)さん。彼女は実に朗らか。築120余年の町家に住む兄が、近所の紙問屋から活版印刷の道具一式を譲り受けて、『ORGAN活版印刷室』を立ち上げたのは6年前のこと。