annon tea house
アンノンティーハウス
通いたくなる安らぎの紅茶専門店
世界中にファンを持つスリランカ有数のティーブランド「ムレスナ社」の紅茶だけを扱う『annon tea house』。
昨年末、ついに店を構えた西願将也さんの経歴は波乱万丈。大手子供服メーカーの営業職を経験した後、1年間、海外を放浪。中国の雲南省で卓を囲んで茶を飲む楽しさに目覚め、チベットからネパール、インド、スリランカへ茶をめぐる旅を続けた。中国茶、ミルクティー、バター茶、チャイに紅茶。知れば知るほど、「茶」の魅力に惹かれていった。途中、体調を崩して滞在したスリランカのホテルで飲んだミルクティー。その美味しさは今も忘れない。
帰国後、醤油醸造メーカーでブランド醤油のブランディングや醤油スイーツの開発を手掛け、岐阜県産品のブランド戦略事業にも携わった。「でも、ずっとお茶が好きだったんですよね。30歳で覚悟を決め、やはり『茶』を生業にしようと決心したんです」。
国内で販売されている紅茶を片っ端から飲み、ようやく出会った「ムレスナティー」。白桃、ナッツ、キャラメル、ベリーにジャスミン…。香り高いフレーバーティーは、湯を注いだ瞬間にふわりと匂い立つ。渋みや苦味もなく、何杯でも飲める。紅茶が苦手だった妻が「これ、美味しいね」。その一言が決め手となった。
すぐさま西宮の本店を訪れ、日本にムレスナティーの存在を広めたディヴィッド社長に直談判。熱意が認められ、紹介された滋賀のティーハウスで修行しながら、1年かけて店のオープンへと漕ぎつけた。
紅茶はストレート、ミルク、チャイなどを選ぶと、いずれも3杯分が味わえるスタイル。天候や客の表情、好みなどを考慮して1杯ごとに茶葉を変え、丁寧に淹れられた紅茶に心が安らぐ。ときに饒舌に、茶園や茶葉、フレーバーについて語る西願さんは、まさに「茶」に魅せられた伝道師。ここから岐阜のまちに、「紅茶文化」は着実に広がっていくことだろう。
基本情報
住所 | 岐阜市泉町6 |
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TEL | 058-266-7218 |
営業時間 | 11:30〜19:00 |
定休日 | 月曜 |
URL | http://annontea.com/ |
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掲載した情報は2013年3月14日時点のものです。