『ソレトナ植物店』で出合う、個性あふれる植物たち(岐阜市)

※掲載内容は2026年4月13日時点のものです。

岐阜市北一色にある『ソレトナ植物店』。店名の通り、植物は“それとなく”そこにあって、暮らしにそっと彩りを添えてくれる存在です。見ているだけで楽しくなったり、心が癒やされたりする魅力的な植物たちに出合えるすてきなお店をご紹介します。

流行よりも、“自分がいいと思うかどうか”

店主は、福田健志さんと奥様の麻里さん。実は健志さんは美容師で、店に併設された美容院も営んでいます。
2015年の開業当初は美容院のみでしたが、店先の花壇にユーカリやセロームなどを植えて育てるうちに、その面白さに惹かれていったといいます。「生き生きと成長していく姿を見るのが楽しくて。試行錯誤を重ねながら育てました」と健志さん。

植物への興味は少しずつ深まっていき、ついには美容室の一部を改装。2023年に『ソレトナ植物店』をオープンしました。

唯一無二のユニークな植物たち

左からネオレゲリア・ブラックホール、サンセベリア・ロブスター(斑入り)、アデニウム・ソマレンセ

棚に並ぶのは、アフリカやタイを原産とする、日本ではあまり見かけることのないものばかり。ずんぐりとした根や幹を持つもの、葉の付け根に水を溜めて育つもの、美しい模様の葉を持つものなど、どれも個性的です。植物らしからぬ不思議な存在感があり、なんだか今にも動き出しそう…。
「希少性だけでなく、形や表情、株の状態、発色の良さなども重視して、自分が納得できるものを選んでいます」。流行に流されず、自分の感覚を信じることを大切にしているそうです。

ラインアップの一つが、ふっくらと膨らんだ幹を持つ塊根植物。乾燥地帯を原産とし、幹に水を蓄える性質があるため、頻繁な水やりは不要。成長もゆっくりなため、あまり手をかけずにのんびり育てられるのも魅力です。

左からパキポディウム・ビスピノーサム、アデニウム・バオバブスタイル、パキポディウム・ブレビカリックス、ユーフォルビア・ムランジーナ

塊根植物にはパキポディウムやアデニウムをはじめ、アデニアやユーフォルビアなどさまざまな種類があり、それぞれに多くの品種が存在します。「しかも、同じ品種でも幹の膨らみ方や葉の出方は一つ一つ違う。一株として同じものがないところが面白いですね」と健志さん。
写真手前中央のパキポディウム・ブレビカリックスはマダガスカル、左のパキポディウム・ビスピノーサムと奥のユーフォルビア・ムランジーナはアフリカ南部で生まれ育った“現地球”と呼ばれる個体。ゴツゴツとした野性味あふれる姿が印象的です。「遠い国で育った植物が、こうして手元にあるってロマンがありますよね。そんな出合いも魅力の一つだと思います」。

無骨な見た目の塊根植物ですが、春から夏にかけて色鮮やかな花をつけることもあります。「この姿からは想像もできないような、かわいらしい花が咲くのが本当に不思議でしょうがない。生きているんだなあって見惚れてしまうんです」と麻里さんは目を細めます。

命をつなぐ、発根管理

植物たちは、主にタイやインドネシアのナーセリー(種苗育成場)から輸入していますが、検疫の関係で根が切られた状態で届きます。そこから新たに根を生やす「発根管理」を経て、ようやく店頭に並びます。芽が出るまで1ヶ月以上、時には数ヶ月かかることもあるうえ、全ての株がうまくいくわけではありません。とても繊細で難しい作業なのだそう。
「ようやく根や芽が出てきたときは本当にうれしいです。毎回、その命の力強さに感動します。手塩にかけて育てた株が売れたときには、少し寂しさを感じることもありますよ(笑)」と健志さん。

また、「近い将来、タイの大規模な植物マーケットを訪れて、現地でしか出合えない珍しい株を探したり、ナーセリーに足を運んで、その土地ならではの環境や育て方を実際に見たりしてみたいです」と健志さんは話します。知識を深めて、目利きの力も高めていきたいそうで、これからどんなユニークな植物が店頭に並ぶのか、ますます楽しみです!
皆さんもお気に入りの一株を探してみてはいかがでしょうか。

 

『ソレトナ植物店』の基本情報

住所岐阜市北一色3-12-23
営業時間10:00~17:00
定休日月曜
TEL058-374-4836
駐車場共同7台
WEBhttps://soretonashokubutsu.stores.jp/
Instagram@soretona_shokubutsu10

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