cafe 旅人の木

二人の想いが詰まった空間で、心癒やされるコーヒーを
岐阜市のまちなかにある金神社。“こがねさん”の呼び名で親しまれるこの神社の境内に今年3月、小さなカフェがオープンした。各務原市にある自家焙煎コーヒー店で8年間一緒に働いていた宮川邦彦さんと茜さんが、いつしか二人でともに描き始めた夢。それを叶えて開いた『cafe 旅人の木』。

焙煎を担当するのは邦彦さんだ。出会って7年目のクリスマスに茜さんがプレゼントしてくれた小型の半熱風式焙煎機で、こまめに豆を焼く。「少しずつ焙煎すれば、新鮮ないい状態で飲んでもらえます」。
軽やかでほんのり酸味がある「こがねブレンド」と芳ばしくほろ苦い「ビター&スイート」の2種類のブレンドのほか、エチオピアやブラジルなど豆は常に8種類ほどが揃い、それを注文が入るたびに“松屋式”で丁寧に淹れる。「コーヒーは温度が変わると味も変化します。この店は長い時間滞在される方も多いんですが、この抽出法ならコーヒーが冷めてもえぐみが出ないんですよ」。
軽やかでほんのり酸味がある「こがねブレンド」と芳ばしくほろ苦い「ビター&スイート」の2種類のブレンドのほか、エチオピアやブラジルなど豆は常に8種類ほどが揃い、それを注文が入るたびに“松屋式”で丁寧に淹れる。「コーヒーは温度が変わると味も変化します。この店は長い時間滞在される方も多いんですが、この抽出法ならコーヒーが冷めてもえぐみが出ないんですよ」。

店を始めるときに二人で決めたコンセプトがある。それは、訪れる人にとって“心安らぐ非日常の空間”でありたいということ。コーヒーの味わいはもちろん、テーブルや椅子、音楽、食器、ケーキの素材一つまで、できる限り心と体に優しいものにこだわった。
「ここは半地下なので窓がないんです。だからちょうど外とは切り離された空間って感じがあって」と茜さん。実は物件探しは当初、かなり難航したのだという。ところが偶然、この店の前を通りがかって貼り紙を見つけ、家主である金神社に問い合わせてみると、そこからは一気に話が進んだ。「それまで全然物件が見つからなくて、どうしてこんなにうまくいかないんだろうって思ってたんですけど、それはこの場所に巡り合うためだったんだなって」。
「ここは半地下なので窓がないんです。だからちょうど外とは切り離された空間って感じがあって」と茜さん。実は物件探しは当初、かなり難航したのだという。ところが偶然、この店の前を通りがかって貼り紙を見つけ、家主である金神社に問い合わせてみると、そこからは一気に話が進んだ。「それまで全然物件が見つからなくて、どうしてこんなにうまくいかないんだろうって思ってたんですけど、それはこの場所に巡り合うためだったんだなって」。

日常や喧騒を逃れて、小さな旅に出よう。訪れる人を優しくもてなしてくれる一杯のコーヒーと手作りのデザート、静かな時間が、そっと心を解きほぐしてくれるこのカフェへ。
基本情報
住所 | 岐阜市金町5-3-4 |
---|---|
営業時間 | 12:00~19:00(LO18:30) ※土日祝は11:00~ |
定休日 | 水曜、第2・4木曜 ※臨時休業あり |
駐車場 | 7台 |
SNS |
掲載した情報は2018年9月12日時点のものです。
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