岐阜市民のソウルフードを堪能!『冷したぬき天国』(岐阜市)
新店が続々とオープンしている岐阜市役所・ぎふメディアコスモス周辺エリア。4月のオープン以来話題になっている「冷したぬき天国」にて岐阜市民のソウルフード“冷したぬきそば”を堪能してきました。
創業50年「めん処堀川」の2代目が出店
店内に入ると目に入ってくるのは、広々としたオープンキッチンとテーブル席。打ちっ放しのコンクリートをリノベーションで生かした空間が素敵です。
手際よく蕎麦を水切りする店主の萩原雅規さんは、創業50年の人気店「めん処堀川」の2代目。「冷したぬきそばがとにかく好きなんです。好きなものを突き詰めて、岐阜だけでなく全国や世界にもその魅力を発信していきたい」と萩原さん。
萩原さんにはアーティストとしての顔もあり、店内に飾られたアートはご自身の作品。料理もできて絵も描けるとは凄いですね!
メニューは「冷したぬきそば」と「さば寿司」のみ!
注文は店内の券売機で。なんと、メニューは冷したぬきそばとさば寿司の2品のみ!「最近“サスティナブル”という言葉がニュースでも話題になっていますよね。どうやったら自分たちのやりたいことを続けながら、環境にも配慮できるかを考えた結果、メニュー数を絞りました。フードロスが減らせる上、味の追究に集中できているので、引き算の発想に至って良かったと思います」と萩原さん。潔いメニュー構成の裏側には、地球環境への配慮もあったんですね。
注文が入ってからバーナーで炙るさば寿司は、芳ばしい香りが食欲をそそります。こちらのさば寿司は「橘鯖鮨(きっさばずし)」と呼ばれるもので、柑橘系のお酢と自家製の寿司酢をミックスして仕上げているそう。
注文した冷したぬきそばとさば寿司のセットをカウンターで受け取ってテーブルへ。麺を大盛にした場合、単品で注文するよりセットの方が150円お得です。
実食!上品でスッキリとしたつゆが細めの蕎麦によく絡んで大変美味しいです。のど越しの良いコシのある麺に、わさびのピリッとした辛さと天かすの食感がほどよく調和しています。
油揚げなど定番の具材のほか、昆布の粉末といりごまが入っているのも特徴の一つ。「つゆをスッキリとした味わいに仕上げた分、しっかり炒ったごまと昆布の粉末のコクを加えることでバランスをとっています。全て無添加なのもこだわりポイントです」と萩原さん。たしかに、良いアクセントになっていて、どんどん箸が進みました。
食後はそば湯をお願いして、残ったつゆと一緒にいただきました。体を中から温めてくれるそば湯でリラックスタイム。なんだか心がほっと落ち着く気がします。
スタッフの方が着ているTシャツに描かれた「SOBA!」の文字からも蕎麦愛が感じられます。
岐阜市役所やぎふメディアコスモスを訪れた際には、周辺エリアを散策しがてら岐阜のソウルフードを味わってはいかがでしょうか。
冷したぬき天国 の基本情報
住所 | 岐阜市泉31 |
営業時間 | 11:00~16:00(LO15:30) |
定休日 | 木曜 |
@hiyatenn | |
WEB | https://thetanuki.love/ |